Irie Laboratory
Kumamoto Univ.
Event & Seminar:
研究室行事予定とセミナー
研究室イベント(年間)
4月 新歓(兼花見)
7月末 院試壮行会・院試休み(4年生)
8月 院試お疲れ会
9月 有機金属化学討論会
10月 研究室旅行
12月 大掃除・忘年会
1月 新年会
3月 新4年生配属
卒業式
日本化学会春季年会
不定期にその他飲み会・学会・行事があります。
セミナー(何を学ぶことができるか?何を学んでほしいか?)
(1) Q&A方式による基礎有機化学演習(担当:入江・荒江)
私たちの研究室では、“ロジカルシンキング”を特に大切にしています。この演習では、みなさんに「基礎有機化学」に関する問題を与え、その解答を板書で説明してもらいます。そして、インフォーマルな雰囲気で、その解答の是非について全員で討論します。これによって、「基礎有機化学」のロジックやコンセプトを楽しく学び、それらを使うことで有機化合物(分子)の構造、性質、反応について理解し、推測し、合理的に説明できることを実感してもらいます。この“ロジカルシンキング”を身につければ、みなさんが自ら発案して新規反応を開発したり、新規有機化合物を合成したりすることも夢ではありません。“ロジカルシンキング”、有機合成化学の研究における醍醐味の一つです。
【対象 4年生: 毎週土曜日の午前中(毎月3〜4回)】
(2) Q&A方式による基礎有機金属(錯体)化学演習(担当:荒江・入江)
私たちの研究室では、有機金属化合物や金属錯体の合成も行います。この演習では、有機化学の視点から基礎有機金属(錯体)化学を学びます。基礎有機化学演習と同様に、“ロジカルシンキング”を身につけます。みなさんが、将来、自ら発案して新規反応剤や触媒を創製することを期待しています。
【対象 4年生: 最終土曜日の午前中(毎月1回)】
(3) 新着文献紹介(担当: 荒江・入江)
有機化学や有機金属化学は、日々発展しています。世界最先端の研究の背景(それまで何が問題であったのか?)、ブレークスルー(どうやって問題を克服したのか?)、展望(未解決の問題は何か?)について学ぶことは、みなさんが将来、独創的な研究を行うためにとても大切です。大学院生や教員が、最新の興味深い研究論文の内容についてわかりやすく紹介します。といっても、おそらく、最初は難しすぎると感じるでしょう。それは、当然のことですから、問題ではありません。大切なことは、“わからない”ではなく、“知りたい”という好奇心に動かされて質問することです。納得するまで質問を繰り返すことが、上達への早道です。
【対象 大学院生(全員参加): 毎週月曜日の午後(毎月3〜4回)】
(4) 天然有機化合物の全合成演習(担当: 入江・荒江)
教科書に載っている有機反応の多くは、反応機構や原理を学ぶうえでは最適ですが、それらを使って有機化合物を実際に合成するとなると、いろいろな問題を抱えています。この演習では、天然有機化合物の合成に関する論文(専門書)を題材にして、優れた(実際に使える)有機合成反応の反応機構、選択性、反応条件(試薬および触媒の選び方、基質の適用範囲など)や有機化合物の構造解析について学びます。これによって、有機合成の達人(プロ)を目指します。
【対象 大学院生(全員参加): 最終月曜日の午後(毎月1回)】
(5) リサーチレビュー(担当: 荒江・入江)
博士後期課程の学生が、自分の研究と関連の深い論文について、数報をまとめて総説(レビュー)として紹介します。
【対象 博士後期課程学生(全員参加): 不定期(適宜)】
(6) 研究中間報告会(担当: 入江・荒江)
自分の研究の進捗状況について、板書を使って説明します。得られた結果とその考察、その後の実験方針などを、実験ノートを見ずに発表してもらいます。これにより、実験結果について上手なまとめ方と伝え方を学びます。
【対象 全員 : 不定期(1人につき,2〜3週間に1回のペース)】
(7) 他大学との研究交流
国内外の研究機関と研究交流(出張実験・測定、合同研究報告会、合同合宿など)を行います。【対象 全員 : 不定期】
(実績)
九州大学先導物質化学研究所(出張実験・測定)
九州大学大学院理学研究院(出張測定)
Indian Institute Technology, Guwahati(長期滞在・共同実験…予定)
北海道大学触媒研究所(出張実験・測定…計画中)